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新刊  ネット小説「その先にある自由」第4章~第2の国『新帝国』 [小説「その先にある自由」]

    「新帝国」

 この国は分裂前の日本であり、

永きにわたって進化人間計画を進めてきた張本人である。

いまだに自分たちの犯してきた歴史すら認めない、

典型的な支配者による国である。

簡単に言うなら今現在の日本と、

さほど変わらないということである。

政府という力に、従うだけの国民ということだ。それに加えて感情を奪うだけでは物足りず、

洗脳や実験にまで手を出し始める。

これ以上の人が目覚め、

それぞれの道を進み始めることを

阻止するために全ての力を注いでいた。

なんとしても自分たちの理想の日本に戻すため、

ありとあらゆる手を尽くしてはいるが・・・

すでに時遅しか?

帝国.jpg

 
タグ:ネット小説
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新作  ネット小説「その先にある自由」第3章~第一の国『無国家王国』 [小説「その先にある自由」]

             「その先にある自由」


  第三章   第一の国『無国家王国』



gunkan9.jpgこの国は、最初に分裂を宣言した国である。

最初に目覚めた人たちが大半を占めていた。

だからこそ意思や感情も、豊かではあった・・

だからこそ、今までの偽りの世界をいち早く知り、立ち上がったのである。

目覚めのきっかけは、自分自身生きているのがつまらなくなり、その瞬間、胸にイライラする感覚が走ったのだった。

それは自分への怒りでもあり、自分の置かれている環境へのいかりでもあった。

ここに集まる者たちの共通点は最初に強く感じたものが「怒り」というものであったということ。

簡単に言うなら、自由を奪われていた怒りによって目覚めた者が、たどり着いた場所である。

gunkan6.jpg「自由こそすべて!」と、怒りによって目覚めてしまった人たちの国である。

そのため、最初はうまくいっていたが「怒り」では社会は成り立つはずもなく・・

やがて法も秩序も何もない、ただの無法地帯と化していった。

 

 

 

gunkan32.jpg



嫌なことがあれば争い・・

欲しいものがあれば奪う・・

自分の自由を得るためなら人を殺してもしょうがない・・

どんどんエスカレートしていった。

これも自由、あれも自由、全て自由・・・

感情の中で怒りがもっとも強い人たちには、自由という意味を考える思考回路はすでになかったのだろう・・

そして気付いた頃には、この世のものとは思えない、地獄のような世界が誕生していたのであった・・

感情の欠けている人たちが、平等や自由を求めるには、難しすぎるものであったのだ・・

その後は、己の力で自由を手に入れる、まさにピラミッド型の典型的な、弱肉強食の国が出来上がっていったのであった。

gunkan34.jpggunkan10.jpg

 

 


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ネット小説・新刊 「その先にある自由」~第2章『三国』 [小説「その先にある自由」]

                 第二章  「 三国 」

3つの国のことを簡単に話しておこうと思う。
まず、第一の国は現在では北海道にあたる部分である。
『無国家王国』と呼ばれ、国家を持たず、自由奔放、
地位、名誉、金、権力、全てこの国においては無力。
「みな平等」「みな自由」という名のもと、独立した国である。
  
そして、第二の国、現在では本州全域にあたる部分である。
この国は感情を取り戻していない者や、目覚めはしたが捕まり洗脳された人たちの集まりである。
名前もそのままを残し、『日本国』と呼ばれている。
国土、人口、財力、全てにおいて、他の国の優位に立っている。

そして、第三の国、現在の、沖縄にあたる部分である。
昔の名前をとり、『琉球王国』と呼ばれている。
どちらにも加わりたくなかった人たち、普通に暮らしたい人たちの集まりといわれているが、一番謎の多い国でもある。
国土は小さく、何の力も持たない小国ではあるが、感情だけは他の国をしのぎ、一番人間らしく暮らしている、心の豊かな国である。
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新刊  小説 連載スタート 「その先にある自由」第1章~ [小説「その先にある自由」]

           「その先にある自由」


第一章「はじまり・・」


西暦2500年、世界は一つにまとまり、争いは完全になくなっていた。
これこそ人類が長い間、求めていたものだった。
しかし生きている全ての生き物には、意思があり、そして感情がある。
その中でも、一番複雑な意思、感情を持つ、ましてや人間という生き物が、たどり着けるとは神ですら予期していなかっただろう・・
それをどうやって可能にしたのか・・
答えは簡単だ。
それは平和による支配!
人間らしいやり方というか、くだらない・・
結局は、支配でしか何も創り出せない存在・・
所詮、人とはそうして生きていく生き物。
しかし、やり方はどうあれ、争いが地球上から消えたのは事実・・これだけは、変わらない現実だった。
ここにたどり着くまで、人々は平和のためだけに生かされ、平和を求めて死んでいく・・
この繰り返しが、人の本能すら変えたのだろう・・
そして生まれてくる子供達は、争うこと、競うこと、その言葉の意味さえ知らず、次の世代へ継承していく。
これが行われ始めたのは、2200年頃、初めて世界の全ての国の代表が一箇所に集まり、決められたと言われている。
この時代、日本は圧倒的な軍事力を持ち、世界のトップに君臨していた・・と記述が残っているが、はっきりとした事実は残されてはいない。
なぜか、この時の記録がほとんど残っていないのだ。
そのため、空白の時と呼ばれている。
しかしこれが事実なら、この政策を先導していたのは日本であることは間違いだろう。
そして実行に移されていった・・
それ以降、何世代、何百年かけて人の手により、強制的に意思や感情だけを進化させてきた人間・・
現在では、進化人間計画と呼ばれている。
しかし、ひとつだけ想定外なことも起きていた。
進化人間には、本来人間が持っていたはずの、様々な意志や感情が著しく欠如していたのだ。
その中でも一番問題だったのは、向上心が極めて低く、人類が長きに渡って発展を続けてきた技術は、2500年頃をピークに減退の一途をたどっていた。
そこから言えることはひとつ・・
2500年頃には、本来の人間は滅び、全ての人間が進化人間になったということだった。
いや・・残っていた・・
忘れてはならない・・
それは支配する側の人間達だ。
平和という言葉に支配されたのは、普段から平和に暮らしていた国民であった。
いざとなればその位のことをするのは、たやすいのだ。
平等なんてものこそ、言葉だけの偽りである。
平和によって国民が支配された瞬間だった・・
国にとって国民は、もっとも大切な存在である。
国は国民によって成り立つからだ。
しかし同時に、国にとって一番恐れる存在でもある。
なぜここまで支配にこだわったのだ・・
それも、世界の全ての国で・・
いったい国と国民に何があったのだ・・
しかし記録の残されていない今、それを知るすべはない。
世界中で何か異変があったのは間違いないだろう。
しかし・・・
支配というものだけでは、どれだけ人の感情を縛ろうとも、人の奥に眠る心までは縛れない。
感情と心とは全く別物なのだ。
現在まで、あらゆる支配が行われてきたが、理由はどうあれ、すべて崩壊しているのも、その事実が物語っている。
これだけは人であろうと神であろうと、変えることはできない、自然の摂理なのだ。
国の恐れている時が、遂にきたのだ・・
支配崩壊が始まる時が!
感情や意思を奪われたはずの進化人間の心に、何かモヤモヤした感じが徐々に強くなっていき、その人たちの奥に眠っていたはずの、心の隙間に何かが芽生え始めたのだ。
力では無理・・それはこれまでの歴史が物語っている。
だからこそ国は、力による支配ではなく、平和という人の善の部分を利用したのだった・・
人の善の部分を使うこと・・そこまではよかった・・
しかし人間にとって、善と悪は紙一重であり、ましてや支配による平和が、善だけであるはずはなかったのだ。
善と悪・・・そんなもの、人の心が読めない限り分かる訳がないのだ。
善悪のわかる人間がいたのならこのようなことは、まず起こりえない・・
物事のとらえかたは、人それぞれであり、個人での判断は出来ない。
国にとって支配による平和というものは善であったのかもしれない・・
しかし国民にとっては楽しいものではなかったはず・・
そして遂に、現れてしまったのだ・・
国にとっては、完全なる悪と呼べる2つの集団が・・
この時、国にはまだ、自分たちの進んでいくこれからの未来を、まだ知る由もなかっただろう。
国にとっては、いつでも消すのはたやすいと考えていた。
それよりも時代のトップであり、この政策の主導者である日本でこのようなことが起きたのが世界中に知れでもしたら・・
世界中で同じ人間が現れたりしたら・・
その時のためにも、サンプルとして泳がせておいたのであろう。
しかし、その甘さがこの先、取り返しの付かないことになっていくのである・・
なぜなら、この2つの集団の団結力は血のつながりすら超えていたからだ。
普通の感情、意思を持った、数人のリーダーの考えにより結集した集団なら、国にとって対処するのはたやすいだろう・・
それは国も同じだからである。
しかし、感情、意思を奪われた人間の、一人一人が自分自身で考え、同じ答えを出し、それにより行動し、たどり着いた場所が、たまたま同じ所であったならどうだ・・
偶然でもなく奇跡でもない・・必然であったなら・・
これより、この2つの集団により、この国は、どんどん狂い始めていくのである・・
この2つの集団の目的・・
それは国や国民のためでもなく、ましてや、地位、金、権力を得るためのものでもない。
一人一人が自分自身の頭で考え、それにより行動し、実行する。
本来の人間らしい自分自身でいるためである。
どちらの集団も、求めるものは同じであった。
この何百年もの間、奪われ続けていたもの・・
それは自由!
ただその一つ、自由のみである。
では、なぜ一つではないのか・・
その答えは、自由という言葉にあったのだ。
言葉とは、その言葉を使う人たちの数だけ、意味が存在し、それらの人たちにより、さまざまな意味へと変わるのである。
そして、一方の人たちが求めた自由は、完全なる自由であり、
もう一方が求めた自由、それは人としてのごく平凡な自由であった。
完全なる自由を求めた方には、初期に目覚めたものが多くたどり着いた場所だった。
一方、平凡な自由の方は、その少し後に目覚めたものが多くたどり着いていた。
そして、最初は小さな集団も、目覚めた同志たちにより国をも脅かすほどの、大きな二大勢力にまでなっていった。
こうなると、この集団にとっては、日本・・いや、国という存在自体、意味を持たなくなる。
感情によって支配することを追求しすぎた日本も、二大勢力の対等により、もはや歯止めがきかなくなっていく。
そして日本の支配者たちは、感情、意思による支配という枠を飛び出し、目覚める前に手を打とうと、洗脳、平和という名のもとにおける実験へと変わっていった・・
日本は焦っていた・・
それは、力による支配が既に出来ない状態に世界がなっていたからである。
世界トップの軍事力を誇っていた日本だが、争いの無くなった今、必要がなく、軍隊を放棄したからである。
世界も同じであった。
世界中の武器と呼べるものは全て廃棄され、残されてはいなかった・・完全に・・
進歩を怠っていた世界に、もはや造る技術はない・・造れる人間もいない・・
逆に言えば、進化人間計画とは、それほど完璧なものだったのだ。
しかし意思と感情を持った進化人間は、もはや普通の人間である。
日本・・いや・・世界には、既にこの勢力を、押さえ込むすべはないことを知らされたのだった。
これより一つだったはずの日本が、完全に分裂していくはじまりであった・・
世界が平和という目に見えない理想で人の心さえも変えようとし、その結果がこれであり、結局こうなることは目に見えていたのかもしれない。
なにより、自由を求めるのは人間の本能であり、感情や意思を奪ったところで消えるはずもない、それが生きている証なのだから・・
そして人々は、自分の求める自由を心に抱き、それぞれの国をつくるため、行動に移った。
そして手始めに、1つだったはずの日本を、3つの国へと分裂させた。
支配していた側もこうなった今、皆がまとまっていたわけでもなく、それを見ていることしかできなかった・・
一部の人が創り出した平和に何の意味があるのか・・
こんなことをした意味はどこにあるのか・・
意味などないのか・・
意味がないのなら、これは何だったのだ・・
それでも時は、待ってはくれない・・一世代・・二世代・・
そして俺たちの時代へと繋がっていく・・
3120年、俺は琉球王国に生まれた。
俺たちは進化人間第七世代にあたる。
俺たち第七世代は、別名「悪魔の子」とも呼ばれていた。
それはなぜかというと・・
俺たち第七世代の中に、特殊な能力を持って生まれてくるものがいたからだ・・
能力者と判別された者は、小さな島に隔離されていた。
なぜなら・・
その能力は、使うもの次第で、国すら滅ぼせる可能性を秘めているといわれていたからだ。
そんな俺たちの世代になり、世界は大きく動き出していくのであった・・・
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